予備軍がいてくれるからこそ、われわれは余力を残さず、使い切ることができる。… 人が増えればそれだけ分、あたかも高地に移ったかのように見えてくる問題の水平線が広大となる。新しい問題が見えてくる。新しい問題が発生した時にも対応できるようになる。そして実際、日々、問題は新しくなる。(p64)
「災害がほんとうに襲った時(阪神淡路大震災50日の記録)」 中井久夫 2011年 みすず書房 ( 写真は本書カバーより)
著者 中井久夫(なかい・ひさお)
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。医学博士(京都大学)。兵庫県こころのケアセンター初代センター長。文化功労者。



