書籍紹介 「面接法」(熊倉伸宏)

書籍紹介

面接室で起きる出来事から、生活の場での問題を読み取るのである。投影されるのは、その場には「居ない人(不在の他者)」である。面接の場には、来談者の生活圏の人は居ない。一方、来談者の生活圏では、来談者は家族や友人と接する。しかし、そこには面接者は居ない。しかし、来談者は心の中にいる面接者と相談しながら自分の生活を営んでいく。面接者は、来談者の生活圏に自分が居ないことを最強の武器として来談者の訴えを「受け止める」のである。(pp19-20)

「面接法」 熊倉伸宏 2002年 新興医学出版社

2002年1月に刊行された名著の一節です。私の座右の銘とさせて頂いています。(加藤)